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映画「ダーリンは外国人」 漫画が原作 異文化ギャップ描く [影視]

映画「ダーリンは外国人」 漫画が原作 異文化ギャップ描く
1月15日10時16分配信 産経新聞

 アメリカ人ジャーナリストの夫との生活ぶりを描いた小栗左多里(さおり)さんのエッセー漫画「ダーリンは外国人」の映画化が、井上真央(23)の主演で進んでいる。異文化間のギャップなどをほのぼのとしたタッチで描く作品で、東京・調布の日活撮影所には原作者の小栗さんも姿を見せ、撮影の様子を温かく見守っていた。(伊藤徳裕)

 スタジオに建てられたマンションの一室では、主人公のさおりと恋人のトニーが食卓についている場面が撮影されていた。さおりはどうやら、トニーが焼き魚と大根おろしを交互に口に運んでいるのが気にくわないようだ。「英語が得意ではない普通の女の子が、国際結婚しちゃったら? という親近感の沸く設定なので、楽しみながら演じています」とさおり役を演じる井上は笑顔で語る。

 井上も読んでいたという原作の「ダーリンは外国人」(メディアファクトリー刊)は、小栗さんが夫のトニー・ラズロさんとの日常生活を描いた漫画で、続編や関連本を含め4作品が刊行されている。撮影現場を訪れていた小栗さんは「この漫画は細切れの集合体なので、一本の映画になるのか不安があった」と明かす。映画では、漫画家を志すさおりと恋人のトニーが結婚するまでを描く。

 井上は「現場は和やかで楽しい雰囲気。シリアスなシーンもあるけれど、監督からは自由に楽しんでと言われたし、ハッピーオーラのあふれる現場なので自然に楽しめました」と語る。メガホンをとる宇恵(うえ)和昭監督は「コミックというとドタバタな演技を期待するかもしれないが、それは裏切っているかな。人が人を好きになり、悩み、笑って泣いて、という人間の心の動きや感情をロマンチックに、エモーショナルに描いた」という。

 トニー役には、オーディションでアメリカ生まれのジョナサン・シェアが抜擢(ばってき)された。慣れない撮影に「まるで台風のよう」と目を丸くする。宇恵監督は「女性に愛されるダーリンであってほしくて、ジョナサンに初めて会ったときピッタリだと思った」と振り返るが、実はジョナサン、偶然にも小栗さんに英語を教えていたことがある。小栗さんは「たまたま英語を習っていて、トニーと雰囲気が似ているとは思っていた」と笑う。

 映画には小栗さんとトニーさん本人もゲスト出演している。「国際結婚はケース・バイ・ケース。自分の常識が世界の常識ではないということをいつも意識しています」と小栗さん。ちなみに夫婦円満の秘訣(ひけつ)は「お互いが許し合うこと。それから生活と全く関係のない共通の趣味や話題があること」だそうだ。

 「元気をもらえるようなパワーのある映画にしてほしいですね」と小栗さんは期待している。

 4月10日に全国で公開される。


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